意外とわかっていない、肌のための「正しいクレンジング」

正しいクレンジング

38歳女性、自営業です。
正しいクレンジングの行い方は意外とわかっていないものです。
私もクレンジングを行う際、「必須で押さえておく」やり方を忠実に守っています。
それは、クレンジングは「セパレートメイク落とし」ということ。
文字どおり、クレンジングは「分けて行う」ことを指します。
そして、クレンジングを行うのには順序があるため、その手順に従うことも大切なことです。
以下、私が実際に行っているクレンジングの正しい方法をまとめました。

クレンジングにはメイクを落とす部位の順序がある

まず一番に落とす部分はアイメイクです。顔全体のベースメイクと目の周りのメイクとでは、使われている原料の色素が異なります。
そのため、ポイントメイクリムーバーを使って、アイメイクのみを先に落とすことが大切になってきます。
ちなみに私が使っているのは、「ニールズヤードレメディーズ」の「アイメイクアップリムーバー」です。
アイメイクだけでなくリップメイクにも使えてとても便利なうえ、落ちにくいアイメイクでも負担をかけずに落とすことができるのが魅力です。

ちなみに目元の皮膚は、頬や額と皮膚の厚さが異なります。
それらと比べて目元の肌はとても弱く、強くこするなどの刺激や強い洗浄力のあるクレンジング料などを使って負担をかけると、シワなどの原因となることがあります。
目元にシワができると一気に老け込んだように見えてしまいます。
コットンに含ませてから、ゆっくりなじませる落とし方をすると皮膚に負担がかかりにくくなります。

それから口元のメイクを落とします。
目元の皮膚と同じように、唇も外部の刺激に敏感な部位になります。
また、アイメイク同様、リップメイクの色素もベースメイクに使われる色素が異なります。
ポイントメイクリムーバーを活用すると、唇の乾燥や荒れ防止にも役立つことにつながります。

アイメイクとリップメイクをきちんと落としてから、顔全体を落とすという順序をきちんと守ると、目元や口元の色素沈着を防ぎ、老化を遅らせる効果も期待できます。
なお、顔全体を落とすためのクレンジングには、「メルヴィータ」のホホバオイルを使って落としています。

クレンジングをなじませる時はやさしくなでるように

メイクを落とす時に大切なのは、「指の腹を使ってやさしくなぞる」ようにすることです。
力を入れてこすり落とすようにしたり、手のひらでこすったりするのは肌への負担がかかります。
特に手のひらでこするのは、肌と手が摩擦を起こすため、自分が思った以上に肌へ負担がかかってしまうといいます。

また、ポイントメイクリムーバーを使う時こそ、こすり落とすのは厳禁です。
必ずコットンに含ませてから部位をなでるように使うことを意識して肌の負担を減らしたいものです。

洗い流す時は冷たい水はダメ！ぬるま湯が基本

そして、クレンジング料を洗い流す時は、ぬるま湯を使うようにすると良いです。
この時に注意することは、冷たい水で洗い流さないこと。
メイク汚れをすすぐ際、冷水を使うと汚れが落ちる前に毛穴が締まってしまい、洗い残しの原因になるそうです。
毛穴に汚れが閉じ込められるだけでなく、メイクの色素も入り込むことになります。
そうなると簡単に落ちなくなって、色素沈着になる場合があるので要注意です。

メイクは必ず「その日のうちに」落とすことが最も大切

基礎中の基礎ですが、そのうちでも最も大切なこととして、メイクは必ず「その日のうちに」クレンジングして落としてしまうことです。
1日メイクを落とさずに寝てしまうと、肌への負担は30日分になるとも、雑巾を顔の上に乗せたまま寝ているとも言います。

帰宅したら私が真っ先に向かう場所は洗面所です。
着替えより先にクレンジングを済ませてしまいます。
するとその後の時間の過ごし方にも余裕が生まれます。
まずクレンジングと洗顔をする習慣をつけて、汚れを洗い落としましょう。

クレンジングは丁寧にしっかりと行うこと

それからクレンジングを行う速さですが、「時間をかけずにとにかく素早く」行うことが大切だとの話もあります。
極端な例では1分以内に済ますことが正しいなどというものまであるそうです。
ですが、スピード重視より、丁寧にしっかり落とすことの方がはるかに重要です。
素早く行ったために、こすり落としをすることになって肌に負担をかけると肌荒れを起こす場合もあります。

また、肌と毛穴にメイク汚れが残ってしまったりすると、皮膚の新陳代謝を阻害することになります。
その結果、シミの原因になったりシワができやすくなったりなどで肌の老化を早めてしまうことにもつながります。
そのため、メイクは必ずその日のうちに、時間をかけてゆっくり丁寧に、しっかりと落とすことが大切になってきます。